続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)

 昨日の写真ではお判りにならなかった方のもおられたかと思いますが、郷秋<Gauche>としては別にもったいぶった訳ではなく、単にプレートの文字が小さかっただけのことなのです。このblogや郷秋<Gauche>のWebSiteもそうなのですが、世の中、文字が小さい方がお洒落に見えると思われている傾向があるようで、特に高齢者には不評のようですね。

 はい、東京ミッドタウンの中にある富士フイルムフォトサロンに行ってきました。知人のご主人がカメラマンである事は知っていたのですが、その方の写真展が開催されているというので、横浜の山の中からはるばるミッドタウンまで出かけて行ったのでした。目指すは「末武和人 写真展『風流海成』」。

 末武さんはもともとコマーシャル・フォトグラファーで、実は大手企業の、誰でも知っているようなポスターや広告グラビアなどの写真を撮っている売れ子(だと云う事は当日知ったのでした)なのですが、今回の写真展は仕事を離れてまったく自由に撮影したもの中から選んだ作品が展示されていました。

 ご本人がどう云うかは判りませんが、郷秋<Gauche>が見たところでは、所謂「心象風景写真」と云われるジャンルでした。この手の写真は風景写真とは云え、誰が見ても美しいというものではなく、撮影者のその時の心情を何でも無い風景の中に表現するものです。ですから、ご覧になる方によっては「美しくない」「つまらない」「怖い」と感じることもあるジャンルの写真です。

 確かに客観的には美しくもなんとも無い、ある意味どこにでもある風景(とは云ってもタイトル通り、海辺の風景です)を撮っているのですが、そこはコマーシャル・フォトグラファーの末武氏故に、やっぱり美しく撮っているんですね。CDのジャケットや何かのポスターに使えそうな写真ばかり。都会スナップが得意な方が撮るとこうはいかないもので、趣味で撮ったとは云え、やはり出自は隠せないものなのですね。

「郷秋<Gauche>、都会に行く」シリーズ
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)(この記事)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く
続・郷秋<Gauche>、都会に行く
郷秋<Gauche>、都会に行く


 写真展会場では写真を撮れませんので、今日の一枚は東京ミッドタウンの中にある富士フイルムフォトサロン東京の入り口の写真。何だかなぁ・・・
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